確定申告の季節に思う

2019.02.13

確定申告の季節に思う

お正月でのんびりしていたのに、気が付くともう2月。確定申告の季節になりました。私は以前、市役所の国民健康保険の係で、非常勤で働いていたことがあります。

確定申告の季節には、年間の保険税の支払金額を確認しに来る方がいらっしゃるので通常よりも混雑します。

 

訪れる市民の方の中には、こんな苦情を言って来る方がいました。

「個人年金を受け取っているが、あれは私が現役時代にお金を拠出したものだ。だから貯金と同じのはず。なぜ自分の貯金を取り崩したものが収入になってしまうのか?」

こういった苦情の説明は、非常勤の私では力不足なので、正職員に出てもらうことになります。

「税務署から収入とはこのようなものを言う、と列記されたものを収入としています。その中に個人年金も含まれているのです」

「立場としては私もお客様と同じなんですよね、お気持ちはわかります」

など、正職員は法的な扱いや、ちょっと情に訴えるようなことを交えて説明します。苦情を言ってきた市民の方も、納得できないまでも、渋々ながら受け入れざるを得ません。

 

このことを生前のおいちゃんに聞いたことがありました。

「個人年金のことについて、こういう苦情を言ってくる人がいたんだけど、あれって、貯金なの?」

おいちゃんは晩酌のビールのグラスを片手に答えました。

「個人年金は、掛けているときに年末調整で控除の対象になるだろ。だから公的年金と同じなんだよ」

ふ~ん、そうなんだ。

 

生命保険の営業レディーはこう説明して個人年金を勧めます。

「個人年金と貯金、どちらがお得?個人年金に決まっていますよ。年末調整で掛け金が控除されるし、利息だって定期預金はよくありませんでしょ?」

それもそうだと貯金のつもりで掛け続けて、いざお金を受け取る段になったら、これは収入ですから税金をいただきます、と言うことになってしまうとは。

 

個人年金を掛けるその時は、思ってもいないことでしょう。

「そう言えばあの時…」

なんという国の深慮遠謀!

 

だったら個人年金じゃなくて貯金にしておけばよかった。貯金の取り崩しなら所得税もかからないもの。

よく、「貯金するつもりで個人年金や、返戻金付きの保険に加入しておくことにした」と言う話を聞きますが、やはり貯金と年金、保険は仕組みが違います。

こういうことこそ専門家に相談すべきなのでしょう。そして、その方の立場によっていろいろなアドバイスがあることでしょう。

アドバイザーとして誰を選ぶかは、自分次第です。選択が難しいことには変わりありません。

 

確定申告の季節を迎え、今まだ生きて行かなければならない身には、煩わしいことが山ほどあると感じました。

 

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